サステナビリティを推進力に、過去最高の盛り上がりを見せた「World Ducati Week 2026」

  • 100周年記念となった「World Ducati Week 2026」は、3日間で94カ国から118,036人が来場し、過去最多かつ最も国際色豊かな大会として歴史にその名を刻した。
  • WDW5大会連続でUNI ISO 20121認証を取得し、2016年から継続している持続可能なイベント運営モデルの有効性を改めて証明した。
  • 人々、地域社会、そして責任ある資源管理を中心に据えた運営モデルは、イベントの成長とともに進化を続けている。

100周年記念となった「World Ducati Week 2026」は、ドゥカティの歴史に残る数々の印象的なシーンと感動、そして記録を生み出しました。7月3日から5日までの3日間にわたり開催された本イベントには、94カ国から118,000人を超える来場者が参加し、かつてない規模の熱狂によって、ミサノ・ワールド・サーキットはドゥカティへの情熱の中心地となりました。

この特別な大会をさらに意義深いものとしたのが、持続可能なイベント運営に関する国際規格であるUNI ISO 20121認証の取得です。この認証は、ドゥカティが環境・社会・経済的責任の原則に基づき、同社にとって最も重要なイベントを企画・運営できることを証明するものです。

 本認証の取得は今回で5回目となり、2016年、2018年、2022年、2024年に続くものです。

長年にわたるWorld Ducati Weekの成長は、その運営モデルの進化と歩みをともにしてきました。今年度は、過去最多の来場者を迎えながらも、人、地域社会、サプライチェーン、そして責任ある資源利用に配慮した運営を実現したイベントとなりました。

この成果の背景には、ドゥカティをはじめ、従業員、パートナー企業、サプライヤー、行政機関、そしてWorld Ducati Weekの企画・運営に携わったすべての関係者による協働の取り組みがあります。この共通のコミットメントにより、イベントのあらゆる段階において経済・環境・社会的側面を統合する運営モデルの構築が可能となりました。このモデルは5大会連続で、企画段階および開催期間中に実施された監査を通じて認証機関から高い評価を受けています。

このプロセスを支えているのは、ドゥカティが共有価値の創出に不可欠と考える原則です。すなわち、インクルージョンとアクセシビリティ、サステナビリティ文化の促進、環境負荷の責任ある管理、パートナーや行政機関との透明性の高い関係構築、人権の尊重、そしてすべてのステークホルダーの積極的な参画です。

インクルーシブな環境づくりと意識向上

World Ducati Weekは何よりもまず、人々がつながり、体験を共有し、ドゥカティコミュニティの一員であることを実感できる場です。本イベントはドゥカティオーナーだけでなく、他ブランドのモーターサイクルオーナーにも開かれており、EU域外からの参加者や未成年者は無料で入場できるほか、障がいのある方々向けの専用サービスも提供しています。また、子どもたちにも特別な配慮がなされ、安全かつ楽しく二輪の世界に触れられるアクティビティを用意しました。同時に、世界中から集まったファン、ドゥカティ・オフィシャル・クラブ(DOC)、インポーターの存在によって、WDWは文化交流と出会いの場としての役割も果たしました。社会的責任への取り組みとして、クロークサービス(ギア預かりサービス)の収益の一部は、MondoDonna Onlus協会が運営する「ChiAma ChiAma反暴力センター」に寄付され、ジェンダーに基づく暴力の根絶を支援しています。また、サステナビリティに関する意識向上も重要なテーマでした。従業員や協力スタッフ向けの研修、ドゥカティのデジタルチャネルを通じた情報発信により、サステナビリティ目標やベストプラクティスへの理解を深めるとともに、イベントに関わるすべてのステークホルダーの積極的な参画を促進しました。

ガバナンスと透明性

3日間で118,000人を超える来場者を迎えるということは、イベントを開催する地域に対して大きな責任を負うことでもあります。そのためWorld Ducati Weekは、来場者に提供する体験価値と、資源利用およびイベントによる影響への配慮を両立する運営モデルに基づいて企画・運営されています。

この取り組みにおいては、特にミサノ・アドリアティコ市、リッチョーネ市、リミニ市、カットーリカ市など地域自治体および関係機関の協力が極めて重要な役割を果たしました。これにより、モーターバレーおよびロマーニャ海岸地域は再びドゥカティへの情熱の中心地となりました。

イベント期間中にはさまざまな施策も実施されました。スタッフの移動には電動自転車や電動スクーターを活用し、飲食エリアでは堆肥化可能な食器を採用しました。また、地元産品の活用や余剰食品の回収・慈善団体への寄付を推進しました。さらに、来場者向けに給水ステーションを設置し、使い捨てプラスチックの使用削減に努めました。ドゥカティは、WDWのあらゆる段階において、行政機関や監督当局との関係を継続的な対話と最大限の透明性をもって管理してきました。この方針に基づき、イベントで達成したサステナビリティ成果は「World Ducati Week Sustainability Report」として取りまとめられ、関係するすべてのステークホルダーに公開される予定です。

誠実性と参加

人を中心に据えるということは、World Ducati Weekに参加するすべての人にとって、安全でインクルーシブかつ尊重に満ちた環境を実現することを意味します。そのためドゥカティは、人々の権利保護に特に配慮し、警備体制や医療サービスを整備するとともに、参加者、従業員、そして関係者の安全と福祉を確保するための運営体制を構築しています。

このような環境のもとで、WDWは単なるモーターサイクルイベントを超えた存在となっています。同イベントは、ボルゴ・パニガーレ生まれの赤いモーターサイクルへの情熱を共有する世界中のファンたちが集い、人と人とのつながりや文化交流、そして強い帰属意識を育む場となっています。

このアプローチは、持続可能な成長と責任ある事業運営に向けたドゥカティの幅広い取り組みの一環です。これらの原則はドゥカティの成功を支える重要な基盤であり、フォルクスワーゲン・グループの価値観に沿って、製品開発、ステークホルダーとの関係構築、そして各種イベントの企画・運営における指針となっています。