MotoGP第8戦のイタリアGPで“ペッコ”バニャイアが優勝

MotoGP第8戦のイタリアGPが、5月29日にムジェロ・サーキットで開催された。ホームグランプリとなるこのサーキットに詰めかけた大観衆の前で、ドゥカティ・レノボ・チームのフランチェスコ“ペッコ”バニャイアが、今シーズン2勝目を挙げた。5番グリッドからスタートしたイタリア人ライダーのバニャイアは、トスカーナのサーキットで見事なレースを展開。

オープニングラップを8番手で通過したバニャイアは、無駄のない走りで、ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)、ブラッド・ビンダー(KTM)、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)をパスすると、スリップストリームを使ってルカ・マリーニのデスモセディチGPとファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)を一気にオーバーテイクして2番手に浮上。4周後、ペッコはついにマルコ・ベッツェッキ(ドゥカティ)も攻略してトップに立つと、その後2番手に浮上したチャンピオンシップ・リーダーのクアルタラロとのギャップを維持してトップチェッカーを受けた。今日の結果により、バニャイアは、ポイント・リーダーのクアルタラロと41ポイント差で、ライダーズ・ランキング4位となった。コンストラクターズ・ランキングでは、ドゥカティは2位との差を59ポイントに拡大してトップを維持。チーム・ランキングでは、ドゥカティ・レノボ・チームは、首位とわずか7ポイント差で2位となっている。

チームメイトのジャック・ミラーにとっては不運なレースとなり、15位でレースを終えた。4列目からスタートしたオーストラリア人ライダーのミラーは、スタートで遅れを取り、ポジションを挽回しようとしてコースアウト。オープニングラップを22番手で通過すると、カムバックを果たすためにプッシュしたが、本来のリズムを取り戻すことができなかった。今日のレースの結果、ミラーはチームメイトと18ポイント差で、ライダーズ・ランキング8位となっている。

フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム #63) 1位
「私たちイタリア人にとって、今回は非常に重要なレースなので、優勝することができて最高の気分だ。ムジェロは難しいコースだが、週末を通して優勝するために完璧な作業を行い、それを見事にやってのけた。昨日のFP3でマシンを壊してしまったが、チームスタッフはハードワークを続けて今日のレースで乗ることができた。彼らに感謝したい!スタート直後は、渋滞に巻き込まれてしまい、何人かのライダーにパスされてしまった。しかし、巻き返せると思っていたので、落ち着いて走行した。最高の気分だ。今日は素晴らしい走りができた」

ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム #43) 15位
「スタートの遅れがすべてだった。スタート後の混乱に巻き込まれてしまい、最初のコーナーで芝生にコースアウトして、22番手まで後退してしまった。その後は、ひたすらカムバックするためのレースとなった。苦労しながら、なんとか数人のライダーをオーバーテイクすることができました。その後、アレックス・マルケス(ホンダ)の後方につけたが、アタックするほど近づくことはできなかった。今日は困難なレースとなったが、1週間後には次のレースが控えているので、カムバックを果たしたい!」 

ルイジ・ダッリーニャ(ドゥカティ・コルセ・ゼネラルマネージャー)
「スリリングなレースだった。ペッコは、非常に困難な状況から素晴らしいレースを見せてくれた!週末を通して、第3セクターで大きくタイムをロスしていたが、それ以外のセクターでは他のマシンよりも速かった。ペッコは、このアドバンテージを利用して、クアルタラロとのギャップを巧みにコントロールしていた。インテリジェントな走りをしたペッコを、心から祝福したい。ジャックは、スタートで大きく後退して、さらに難しいレースとなってしまった。今後は、1週間後にバルセロナで開催される次のレースに集中したい」

MotoGP第9戦のカタルーニャGPは、1週間後の6月3日~5日に、スペインのカタルーニャ・サーキットで開催される。

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