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MotoGP第6戦のイタリアでロレンソとドヴィツィオーゾが1-2フィニッシュ

2018MotoGP第6戦のイタリアGPが6月3日にムジェロ・サーキットで開催され、ドゥカティMotoGPチームのホルヘ・ロレンソとアンドレア・ドヴィツィオーゾが見事な1-2フィニッシュを飾った。予選2番手、1列目からスタートしたロレンソは、圧倒的な強さでオープニングラップから最終ラップまでトップを快走し、ドゥカティ移籍後初の勝利を手にした。2位には3列目からスタートしたアンドレア・ドヴィツィオーゾが入り、ドゥカティにとって完璧な1日となった。ドヴィツィオーゾは、オープニングラップを5番手で通過。7周目にはトップを走行するロレンソに迫るも、オーバーテイクには至らず、最終ラップには、このレースで3位に入ったバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)の追撃をかわして2位でチェッカーを受けた。

この結果、合計66ポイントを獲得したドヴィツィオーゾはライダーズランキングで4位に浮上。41ポイントのロレンソは10位となっている。

第7戦のカタルーニャGPは、6月15日~17日にスペインのバルセロナ・カタルーニャ・サーキットで開催される。

ホルヘ・ロレンソ(Ducati MotoGPチーム #99) 1位
「本当に嬉しい!僕にとって、ドゥカティに乗ってムジェロで勝つのは夢だと昨日話したが、まさにその夢が現実になった。今日の勝利は、僕のキャリアでもっとも特別なものだ。おそらく、2003年に125ccで初優勝したときや、2008年にMotoGPを初めて制したときと同じくらい特別だ。本当に感動したし、チームにも満足している。週末の厳しい状況を乗り越えて、ドゥカティのホームレースで勝利を飾ることができて最高の気分だ。今朝、今日は優勝できるのではないかと思ったが、タイヤのパフォーマンスが気がかりだった。しかし、自分らしくスタートから全力でプッシュすることを決めて、その後はすべてが完璧に行った。これ以上は望めないレースだった。今日は、皆で勝利に酔いしれたい。長い間優勝から遠ざかっていたが、今日は自分のやり方で勝つことができた。厳しい時期もあったが、自分にはできると常に信じて戦ってきた。少しずつトップとの差を詰めて、ついにこの場所にたどり着くことができた」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム #04) 2位
「正直なところ、今日は優勝できるのではないかと思っていたが、昨日よりも気温が高く、フロントタイヤの選択に少し迷ってしまった。ロッシと僕は、安全策を取って、より硬いタイヤを選択したが、それが裏目に出てしまった。バレンティーノは、僕の前で何度かクラッシュしそうになっていた。ホルヘをオーバーテイクしようとしたときも、コーナー進入時に十分な速さがなく、結果としてコーナリングもホルヘについてゆくことができなかった。さらに、レース後半にはリアタイヤを使い切ってしまい、この問題にも対処しなければならなくなった。いずれにしても、2位でフィニッシュして、マルケスとの差を詰めることができた。素晴らしいレースをしたホルヘを祝福したい。彼のタイヤマネージメントは的確で完璧だった」

クラウディオ・ドメニカーリ(ドゥカティ・モーターホールディングCEO)
「ホルヘが優勝して本当に嬉しい。彼は素晴らしい才能を持っているが、ドゥカティに移籍してからは、なかなかその才能を開花させることができなかった。今日は、彼の本当の姿を見ることができた。チームメンバーは理想的なセットアップを見つけ出し、彼は、それをどのようにしたら最高の走りに転換することができるのかを熟知していた。彼は自分のスタイルで素晴らしいレースを展開し、誰にもチャンスを渡さなかった。アンドレアも2位に入り、ここムジェロで1-2フィニッシュを決め、これ以上ない最高のリザルトを獲得することができた。ドゥカティのファクトリーマシンが2台とも他のライバルよりも高いポジションでフィニッシュできたことは、ドゥカティ・ファクトリーやドゥカティ・コルセのスタッフ全員のハードワークの結果であり、ドゥカティをさらに前進させるために全力を尽くしている全従業員の努力の賜物だと思う。前の2戦は厳しい結果になってしまったが、このレースでやり返すことができた」

ルイジ・ダッリーニャ(ドゥカティ・コルセ・ゼネラルマネージャー)
「ドゥカティ・コルセの全スタッフ、ホルヘとアンドレアをはじめ、この素晴らしい成功に貢献した関係者の全員に感謝の気持ちで一杯だ。今日ここにいる全員と勝利を祝い、最高のリザルトを分かち合いたいと思う」

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